偏頭痛が起こる原因は、
西洋医学的に言うと血管の拡張によるものという説があり、血小板からのセロトニン(血管を収縮させる作用を持つ)が放出されるため、一度脳の血管が収縮します。
その後時間の経過とともにセロトニンが分解されていき減少することによって、一度収縮した血管が逆に拡張し始め、その際、体に何かしらの不具合が生じ痛みを引き起こしております。
そして、もう一つ、脳神経の中で最も大きい三叉神経(顔面周辺の感覚を司る)が関与しているという説、この二つの説が大きく言われているものです。
脳の血管が拡張することで、
周囲の三叉神経を刺激し、刺激で発生する炎症物質が更に血管を拡張して痛みを引き起こしているのであろうというものです。片頭痛は吐き気や嘔吐を伴うこと、普段何でもない光や音に敏感になり不快感・不安感を感じるようになることなどもあり、日常生活に支障をきたす場合もあります。
しかし、医学的にすべて解明されているわけでは無く、未だに薬物投与の治療程度しか確立されていないという状況です。
また男性よりも女性の方が偏頭痛を訴える人が多いこと、女性の中でも特に50歳未満くらいの人が多く患うことを踏まえ、女性ホルモンによる影響であろうとも言われています。
痛みが一度発症し始めると、
日常生活も困難になるほど、きつい症状となるにも関わらず、痛みが治まっているときには全く問題なく健やかに過ごせるので、病院では上手く症状や状況が伝えられない、大きな病気ではないから病院に行くほどではないと治療を諦めてしまう人などもいらっしゃるかもしれませんが、東洋医学(鍼灸)の世界では数回の治療で驚くほど症状の改善を見込める場合がありますので、不快感や痛みをそのままにせず、ぜひ一度治療を試していただきたいものです。
鍼灸(東洋医学)の世界では、
一口に「偏頭痛」といっても、十数種類程度の原因と治療法が確立されています。
また問診(カウンセリング)を徹底的に行うので、人それぞれ様々な症状を訴える「頭痛」においてもご自身にピッタリな症状と治療法が存在します。
まず片頭痛においての原因で代表的なものを挙げると「血虚(けっきょ)」「気虚(ききょ)」があります。人の体には「気」「血」「水」が存在しており「気」は「気力」や「元気」と同じとお考え頂ければ良いので生命エネルギーそのもの、そして「血」はもちろん血液、加えてホルモンもここに含めて考えています。
血は体中に栄養を与えて活力を生み出す存在ですから非常に重要な役割ですよね。「気(き)血(けつ)両虚(りょうきょ)」が気と血が両方不足してしまっている状態で、偏頭痛などを引き起こしやすい代表的な状態です。
特に女性は、
毎月の生理で一定量の血液が体外へ出ていく、妊娠・出産などを経験することもあるなど踏まえると「血虚」の状態に陥りやすいということになります。
この気と血の不足を補いどちらの流れもスムーズにする、これが鍼灸治療の本堂です。
これによって長年悩まされ続けた偏頭痛があっという間に快方へと向かうことは決して珍しくありません。
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